みみ・はなの症状

喉頭癌

喉頭とは頸部の正中部にあり甲状軟骨(のど仏を含む軟骨)と輪状軟骨によって囲まれた臓器です。
声を出すために必要な声帯があり、声を出すのに必要な臓器です。また喉頭は飲み込みのも重要な臓器で食べ物、飲み物が気管、肺に入らないように飲み込むために必要な臓器です。
喉頭癌は喉頭にできる悪性の腫瘍です。多くは扁平上皮癌という組織型の癌です。喫煙の影響が特に強く喉頭癌の95%以上は喫煙者と言われています。喫煙の影響が強い癌のため男性に多い癌です。
発生部位は声門(声帯)、声門上、声門下に分けられます。声門がんは比較的早期から嗄声(声がれ)の症状が出やすいのですが、元々喫煙者の方に多いので声がれをタバコの吸いすぎとして考えてしまって気づいた時は進行していたということもあります。
喉頭ファイバースコピー検査(内視鏡)による診察で腫瘍の有無を確認することができます。(当院でもNBI内視鏡による検査を行なっております。)内視鏡の検査で疑いがある場合は大学病院など適切な医療機関にご紹介します。

つくば市 耳鼻咽喉科 研究学園いいむら耳鼻咽喉科

2016/03/08