クリニック便り

スギ花粉症 舌下免疫療法について(これからお考えの方へ)

疾患について
2015/06/10

《スギ花粉症に対する舌下免疫療法(アレルゲン療法)について 薬名:シダトレン》

鳥居薬品 シダトレン説明サイト

当院でスギ花粉症に対する舌下免疫療法を開始します。

当院では新規治療開始可能期間は6月から12月中旬までとさせていただきます
(スギ花粉飛散する時期に近い時に新たに治療を開始することは推奨されていません)

アレルギーの原因となるアレルゲンを少量化から投与し、体をアレルゲンに慣らしアレルギー症状を和らげる治療です。

舌下免疫療法は舌の下に液体の薬剤を投与する方法です。
方法は舌の下に薬を滴下、2分間保持後飲み込みます。(5分間はうがい・飲食を控える)これを毎日行います。
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〈治療を受けられる方〉
◯スギ花粉症の方(スギ以外の花粉症には効果はありません)
◯12歳以上65歳未満の方

〈次のことを十分ご理解ください〉
◯長期治療を行っても効果が出ない可能性がある
◯ごく稀ではあるがアナフィラキシーなど重篤な副作用が生じる可能性がある
◯3年〜5年間、毎日、舌の上に液をたらす治療を行わなければならない
◯定期的な通院は必要である

※アナフィラキシーとは急速に生じてしまう重篤なアレルギー症状です

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〈治療の流れ〉
1  スギ花粉症かどうかアレルギー検査 治療の概要について説明します。

2  初回の投与のみ院内で行います。(投与後30分経過観察のため院内にいていただきます。)

3  2日目以降は自宅で投与します。
2週間は少しずつ増量していただきます。(1-7日目用、8−14日目用と薬の濃度が変わります)
初回投与日、7日目、14日目に受診していただきます

4  15日目以降 15日目以降は維持量の薬を毎日自宅で投与します。 (15日目以降は2週間おきの通院が必要です:新薬のため厚労省の規定により2015年10月までは2週間分の処方しかできないためです。)


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〈副作用〉
口内炎、舌の下の腫れ、喉のかゆみ、耳のかゆみ、頭痛など
〈重篤な副作用〉
非常に稀ですがアナフィラキシーの可能性(急速に生じる蕁麻疹、呼吸困難、嘔吐、ショック症状など)


〈治療受けられない方〉
◯12歳以下 65歳以上の方
◯重症の気管支喘息のある方
◯悪性腫瘍(がん)で治療中の方、免疫系の病気のある方
◯妊娠中の方、近いうちに妊娠を希望されている方 授乳中の方
◯β遮断薬 (高血圧、狭心症、不整脈治療薬)内服の方 
三環系抗うつ薬内服の方 (万が一の重度な副作用が生じた時に用いる薬が効きにくい為です)



(抜粋 鳥居薬品製剤資料
鳥居薬品シダトレン説明サイト

つくば市 研究学園いいむら耳鼻咽喉科